★「おいしい」と感じると血流が変化する!?
日本には、顔色を使って感情を表す言葉がたくさんあります。
「顔色をうかがう」
「顔を赤らめる」
「真っ青になる」
「顔から火が出る」等々。
恥ずかしかったり、緊張したり、怒ったり、
等々の感情を顔色の変化で表しています。
顔の色が赤くなったり青くなったりするのは、
顔色つまり顔の血流が変化しているから。
そして、
「おいしい」と感じているかどうかは、
顔の血流の変化でわかるのだそうです。
東工大の林直亨教授と
県立広島大の鍛島秀明助教授らの実験結果です。
実際に、被験者に
オレンジジュースや苦いお茶、水などを味わってもらって、
おいしいと感じたかどうかを評価してもらいながら、
血流量や血圧の変化を測定した結果。
多くの人がおいしいと感じたジュース等は、
まぶたの血流量が平均で14%増加。
一方おいしくないと感じたものは、
鼻や額の血管が収縮したそうです。
見た目にはわからなくても
ちゃんと体に現れているんですね。
ゆくゆくは、筋ジストロフィーなど、
意志を言葉で表すのが難しい患者さんに
好みにあった食事を提供できるような応用をしたい、
そうです。
この研究のヒントは、
顔色を使って感情を表す言葉、
「顔を赤らめる」「真っ青になる」等だそうです。
そう思うと、昔の人は、
人の感情と顔色の変化をよく観察していたんですね。
それに、人の感情が、
体に与える影響って大きいんだなと改めて思いました。
人の体って、ほんとに微妙なんですね。
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